作品後書き



この度は当作品「THE RACE」を読んでくださり、どうもありがとうございました!
2004/11/21から連載を開始し、約5ヶ月少々2005/5/8をもってようやく本編完結まで辿り着きました。
とはいえ、後半半分はサイト運営の事情上、1ヶ月足らずで更新するというバタバタなスケジュールでした;
この作品にお付き合いくださった皆様には、本当に感謝しております!

そして、この話なのですが。
ある大好きなアーティストの同名のタイトル曲を聴いて、思いついた話だったりします;
元々、教師×生徒の恋愛モノが大好き(というよりも先生フェチ)なので、じゃあ教師×生徒+先生vs先生のような話にしようと思い、こういうカタチになりました。
それに今まで書いてきた作品は、ほのぼのとか甘々とかラブラブとか、そういう類のものばかりで。
ちょっとドタバタみたいな雰囲気の話を書きたいと思って。
いえ、結果的にはあまりドタバタになっていないやんという感じになってしまいましたが(汗)
なかなかこの作品は書き慣れない作風だったので、毎回書くのに四苦八苦してましたです〜。
難しいですね、ドタバタって(何)

それから、キャラについて。
主役の美紅ちゃんは、どこにでもいそうなごく普通の高校生らしい子で、そして何に関しても素直な反応をする女の子という感じで書きました。
ムキになったり、泣いたり笑ったり怒ったり不安になったり、多感な年頃ということで。
周囲の年齢層が何気に高いんで(笑)幼い感情が書ければいいなーと。
そして女の子は現実的な考え方ができる部分もあるので、ラストあたりでは彼女のそういう一面も出せたらと。
美紅ちゃんはとても書きやすい子でした。
それから、遥河と早瀬。
このふたりは、性格や言動を正反対にしようと思って。
いえ、正確にいうと、表向きの性格が正反対になるようにと;
早瀬は王子様のような表の顔と、腹黒な裏の顔をはっきりと分けたくて。
そして一番この「THE RACE」というタイトルに拘っていたのは、早瀬だと思います。
こういうタイプは負けず嫌いというか、いろいろ根にもちそうだなとか(笑)
そんな彼の性格を考えて、過去の因縁や彼の思惑を考えていきました。
逆に遥河は、誰に対しても俺様でマイペースな性格にしました。
早瀬が腹黒なら、遥河は俺様と。
そして、子供っぽいけど大人の魅力を持ち合わせているような。
そんなキャラになるように意識して書きました。
美紅ちゃんに対する態度なんて、小学生が好きな子にちょっかいかけるノリだし(笑)
このふたりの台詞は両方とも結構スラスラと楽しく書けましたです、はい。
いえ、先生を書くのは本当に楽しいですv(フェチ)
それからお父さんや香澄さんも、それぞれの役割をそれぞれ果たしてくれたんじゃないかと思います。

この話は、うちのサイトの連載作品にしては、連載期間も文章量も(これでも;)短いんですが。
書いていていろいろと勉強にもなりました。
もう少し丁寧に文章を書きたかったんですが(謝)更新速度を上げて完結させることを優先にしました。
そして試みとして、地の文は一人称風味な三人称という感じで書いてみましたが……うーん;
一生懸命書きましたが、かなりお見苦しい点も多々あり、本当に申し訳ありません;(謝)
これからも日々精進していきたいと思っています。

この作品を無事完結させられたのも、読んでくださった皆様のおかげです。
作品に関する感想や拍手のクリックひとつひとつが、執筆の大きな励みになりました!
この約5ヶ月間、お話にお付き合いくださり、本当にどうもありがとうございました。


2005/5/8